№45 ☆ 父と息子の哀歓
“心頭を滅却すれば、火もまた涼し” 人間社会のことわざで
どのような困難に遭おうとも、心の持ち方一つで辛さを、
感じなくなり、乗り越える事が出来る。と言う言葉がある
まさに今、僕はそのことわざの渦中にいる
自分の愚かさや弱さに気付けば、その言葉の中に
飛び込むのは容易い事なんだ。 僕は何とか
いばらの道から脱出した・・・ウメとサクラが飾ったツリーを
見て僕は今一番、大切な事を思い出したんだ・・・。
あれから・・・テツに逢った。
僕の声を聞いたテツは背中が泣いていた・・・
何も言わず泣いていた・・・僕はそっと近寄り、
身体を摺り寄せ少しずつ・・温もりを伝えた。
・・・テツはこうして僕をずっと待って居たんだろか
どこからかジングルベルの音楽が流れてきて・・♪~
僕達は空を見上げるとフワフワと音楽に合せるように
優しく白い雪が舞い落ち僕とテツの身体をまとった・・・。
この白い雪は、どこかリアとリンに似ている・・・
白く美しく・・それでいて果かない 僕とテツに言葉は
要らなかった・・・無条件で僕達はそれぞれの
愛を感じたからだ。 クリスマスでにぎわう美しい
こんな日に男同士で一夜を過ごすのも悪くない・・・
人間なら酒を交わすところだろうな。あいにく僕達は
猫なんでね・・wマタタビでもあれば幸せなんだが・・・。
アッシュとテツは気付いて居なかった・・・
リアとリンは、すぐ側で2人(2匹)を
そっと見守るように微笑んでいた事を・・・。







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